日本古来から愛される保存食である漬物の、日本各地で作られているものの数々をご紹介。

いぶりがっこ

こんばんは、燃えPaPaです。

今回は秋田県の名物漬物にして、今や全国区ないぶりがっこのご紹介を。



いぶり漬け(いぶりづけ)は、秋田県の内陸南部地方に伝わる野菜(主に大根)を燻煙乾燥させてつくる漬物である。「いぶりがっこ」としても知られるが、元は秋田県湯沢市下院内の漬物屋(雄勝野きむらや)が、1964年に発売したいぶり漬けの商標である。名付けの由来は秋田の方言(秋田弁)で漬物のことを「がっこ」と呼ぶことから、燻した(いぶり)漬物(がっこ)とされ、近年では秋田の郷土食としても広く知られるようになった。

大根などを囲炉裏の上に吊るして燻製にした上で、主に米糠と塩で漬けこんだもので、燻製にする点を除けば沢庵漬けと似ている。囲炉裏火の煙で燻されるため、表面に茶色あるいは黒い色が付き、味も燻製の香りがついた独特のものになる。

沢庵を漬ける際は、大根をあらかじめ天日干ししてある程度の水分を抜く必要がある。しかし秋田県内陸南部の山間地では降雪の時期が早く、大根を戸外で充分に干すことができなかった。そのため室内に吊るして囲炉裏火の熱と煙で干したのがはじまりといわれる。雪が多いこの地方の保存食として古くから親しまれてきた。

参考:wikipedia

秋田県発祥ではありますが、今や全国的に有名な漬物で、各地のスーパーなどでも登場し、
おいしい食卓のお供として愛され続けています。
普通の漬物が塩漬けや、ぬか漬けにして水分を残して漬かっているのに対して、
いぶしてカラカラになっていて、また違った食感が楽しめておいしいです。
作る手間から、囲炉裏のほぼない現代では、なかなか家庭で作るタイプの漬物ではありませんが、
買って食べることはできますので、広く楽しまれています。

燃えPaPa

干し大根のおいしい寒漬け

こんばんは、こうちゃんです。

こちら、瀬戸内の宇部地方の名物、干し大根を使ったお漬物、「寒漬け」です。
半干しにした大根を海水につけ、塩気をもたせてから荒縄で軒下につるして干した大根を使ったたくわんのような漬物です。


大根の寒漬けは、日本の伝統的な保存食の一つで、主に冬季に作られる漬物です。以下にその特徴をまとめます:

製法:
大根を寒風にさらして天日干しします(通常1週間程度)。
干した大根を薄く切り、調味液に漬け込みます。

主な材料:
寒干し大根
醤油
砂糖
みりん


特徴的な食感:
コリコリとした歯ごたえが特徴で、「はりはり漬け」とも呼ばれます。

地域性:
山口県や鹿児島県(山川漬け)など、各地に独自の寒漬けがあります。
寒冷で乾燥した風が吹く地域で発達した保存食です。

栄養価:
大根を干すことでアミノ酸が増加し、栄養価が高まります。

アレンジ:
昆布を加えるバリエーションもあります。
唐辛子を加えてピリ辛に仕上げることもあります。

調理時間:
調味液に漬け込んでから5~6時間程度で食べられますが、3週間ほど漬け込むレシピもあります。

用途:
ご飯のおかずやお酒のつまみとして親しまれています。

文化的側面:
寒漬けは、冬の食文化や保存食の知恵を伝える重要な郷土料理の一つです。
大根の寒漬けは、シンプルな材料と製法で作られますが、その独特の食感と味わいが多くの人々に愛されている伝統的な漬物です。



こうちゃん

鮭ルイベ漬け

こんばんは、こうちゃんです。

こちら、漬物というにはほぼ海鮮ですが、
北海道名産の鮭を、いくらなどと混ぜて、特製ダレに漬け込んだものが「鮭ルイベ漬け」です。

うま過ぎてごはんが進むと評判の、北海道ならではの海鮮漬物です。
他地域でも食べられたり、作られたりもありますが、やはり新鮮な鮭が手に入る北海道で、
現地の味を楽しみたいものです。

こうちゃん

京都名産千枚漬け

こんばんは、こうちゃんです。

京都で名産のかぶを用いたおいしいお漬物、
千枚漬けです。



千枚漬(せんまいづけ)とは京都の漬物のひとつ。現在販売されているものは概ね蕪(かぶ)を薄く切って昆布、唐辛子とともに酢漬けにしたものである。

特に京野菜の聖護院かぶを使う。蕪を薄く切り、樽に漬け込む枚数が千枚以上もの枚数である。または蕪を千枚と言えるほど薄く切って作るのが名前の由来と伝えられる。もともと塩漬けして乳酸菌発酵をさせた聖護院蕪の漬物を、御所の料理人であった大黒屋藤三郎が、慶応元年(1865年)に考案したとされる。

かつては、聖護院蕪をスライスし、塩漬をして余分な水分を取り除き、その後、良質の昆布だけで本漬を行い乳酸発酵をさせており、蕪本来の甘味、乳酸発酵の酸味、昆布の旨味のバランスをとる漬物であった。第二次世界大戦後は砂糖、酢、調味料を使い大量生産される、現在の酢漬けの千枚漬が製造されるようになった。

聖護院蕪の生産時期(11月 - 翌年3月頃まで)に合わせて「千枚漬」の漬け込みが行われ、販売時期もこの期間に限定される旬の漬物である。京都の冬を代表する漬物であり、「千枚漬」のほかに「すぐき」「柴漬」を合わせて京都の三大漬物、京都みやげの一つとなっている。

京都名産の聖護院蕪を使うのが本場式ですが、今では他地方で、普通のかぶを用いてこの漬け方で千枚漬けを作って楽しまれてもいます。
薄切りのかぶにうまみがたっぷり染みわたり、おいしいお漬物になっています。



こうちゃん

夕張メロン漬

北海道らしい食材のお漬物で、
でも驚きなのが、

夕張メロン漬

です。



甘くて人気の夕張メロンを、まさかの醤油漬けにした、
驚きの逸品です。
ただ、夕張メロンといっても、主に若いうちに間引きした実を使っているので、
まだ甘さはほとんどなく、きゅうりの漬物のような味わいです。

燃えPaPa

野菜と海産物でおいしくはさみ漬け

こんばんは、こうちゃんです。

北海道のお漬物の特徴は、
北海道の気候や土地柄がよく出ています。
農作物、海産物ともによくとれる大自然豊かな土地なので、
その双方をよく使ったお漬物が見受けられます。

また、極寒で外に出られないような時期が長いため、
あたたかい時期に大量にとれた食物を漬物にして長期保存、
冬場に食べられるように工夫したものが多く生み出されています。
 
北海道の大地の恵みのお漬物

はさみ漬け

です。

ダイコンもしくはハクサイで、海産物とニンジンなどを挟んで作る漬物。
古くから北海道の漁師町で愛されていた漬け物で、サケで作るはさみ漬けやカニで作るはさみ漬けなど様々な種類がある。
北海道は海産物がおいしく、よくとれる土地柄なので、向いているお漬物です。


はさみ漬けは、北海道の伝統的な漬物の一つで、特に大根を主材料とすることが多いです。この漬物は、寒冷な気候を活かした保存食として発展しました。

特徴
材料:
大根
米ぬか
昆布
唐辛子
その他調味料(砂糖、酢など)

製法:
大根を薄く切り、塩で下漬けを行います。
下漬けした大根を米ぬかや調味料で漬け込みます。
数日から数週間漬け込むことで、風味豊かな漬物が完成します。

食感と風味:
コリコリとした食感が特徴で、昆布や唐辛子の風味がアクセントとなります。
発酵による深い味わいが楽しめます。

地域性と文化
はさみ漬けは、北海道の寒冷な気候を利用して作られる保存食であり、地域の食文化を象徴する一品です。特に冬季に作られることが多く、家庭の食卓やお正月の料理として親しまれています。

現代のはさみ漬け
現代では、はさみ漬けは家庭だけでなく、商業的にも販売されており、北海道の特産品として観光客にも人気です。市販の製品は、手軽に楽しめるようにパッケージされています。
はさみ漬けは、そのシンプルな材料と製法から生まれる深い味わいと食感が魅力の、北海道を代表する伝統的な漬物です。


こうちゃん