日本古来から愛される保存食である漬物の、日本各地で作られているものの数々をご紹介。

守口大根のおいしいお漬物の守口漬け

こんばんは、こうちゃんです。

愛知県の名物お漬物で、守口大根を使ったおいしいお漬物の守口漬けのご紹介をします。



守口漬(守口漬け、もりぐちづけ)とは、守口大根を酒粕で漬け込んだ漬物である。

収穫した守口大根を直ちに塩漬けにし、脱水した後に酒粕に何度も漬け込まれ、2年余りかけてじっくりと熟成する。具体的な手順としては、1年目の秋に守口大根を収穫すると、直ちに塩漬けにして大根の水分を脱水する。その後翌年2月頃(1年目とカウントする)に下漬を行い、塩または塩に酒粕を加えた物で守口大根を漬け換える。5月頃~翌々年2月(2年目とカウントする)頃に味付と呼ばれる本漬を5,6回にわたって行う。これは塩漬けが終わった守口大根を酒粕で何度も漬け込み、塩分を抜いて大根の固い繊維を柔らかくするためである。漬け込む回数が多いほど味がまろやかになる。本漬終了後、酒粕に味醂粕を加えたもので漬ける作業(仕上漬)を行い、味を整える。

もう少し工業的に簡易に作られたものも市販はされておりますが、
伝統的な製法で作るものは大変な手間をかけてしっかりと作られております。

漬け込んだ酒粕の風味が強く、多少好き嫌いは分かれるかもしれませんが、
この風味こそがハマる人には大変な魅力で、名古屋中心だけでなく、
他県でも、食卓のお供として人気を博しています。



こうちゃん